猿
遠野5話
- 第三十六話猿と御犬の経立猿の経立や御犬(狼)の経立は恐ろしいものである。山口村近くの二ツ石山で雨の日、下校中の子どもが岩の上に御犬がうずくまり、代わ…
- 第四十四話笛吹く男と経立六角牛の峯続き、橋野村の金坑で炭焼きをしていた笛の上手な男が、昼間小屋で仰向けに寝転び笛を吹いていると、小屋の入口の菰を掲げ…
- 第四十五話経立の姿と習性猿の経立は人によく似た振る舞いをし、女色を好んで里の婦人をさらうことが多いとされる。毛には松脂を塗ってその上に砂をつけている…
- 第四十六話経立と鹿撃ちの誤認栃内村林崎に住む今五十近い男が、十年余り前に六角牛山へ鹿撃ちに行きオキ(鹿笛)を吹いたところ、猿の経立が本物の鹿と思い違え地…
- 第四十七話子供脅す経立の噂この地方では子供を叱る際に「六角牛の猿の経立が来るぞ」と言うのが常套句であった。実際この山には猿が多く、緒の滝へ行くと崖の樹…