T4 — 神隠し・異界
人が消える話、戻れない場所へ迷い込む話。
遠野10話
- 第六話長者の娘、山男の妻となる青笹村糠前の長者の娘が物に取り隠されて長らく行方知れずとなっていたが、猟師が山中で偶然彼女に再会する。娘は山に住む者にさらわ…
- 第七話五葉山中で再会した娘上郷村の娘が栗拾いに出て失踪し、家では葬式まで行ったが、数年後猟師が五葉山の岩窟で彼女に再会する。娘は眼の色の異なる丈高い人…
- 第八話寒戸の婆、風の日に帰る松崎村寒戸の娘が梨の木の下に草履を残したまま行方知れずとなり、三十年余りを経て老いさらぼった姿で不意に帰って来た。人々に逢い…
- 第三十一話異人にさらわれる子女遠野郷の民家の子女で、異人にさらわれて行方知れずになる者が毎年多くある。ことに女に多いという。
- 第三十四話離森長者屋敷の女白望の山続きにある離森の長者屋敷は無人の地で、ここで炭を焼く者が夜、小屋の垂菰をかかげて中を窺う髪の長い女を見た。このあたり…
- 第五十四話淵の底の亡者の家川井村の長者の奉公人が淵に斧を落とし、水底に入ると亡くなった主人の娘の家があり、娘が機を織っていた。娘は口外しないことを条件…
- 第六十三話マヨイガと黄金の椀小国の三浦家の先祖の妻が蕗を採りに山奥へ入り、誰もいない立派な家(マヨイガ)を見つけて逃げ帰る。後日川上から流れてきた赤い椀…
- 第六十四話婿が迷ったマヨイガ金沢村から栃内村へ婿入りした男が山道に迷い、前話と同様の無人の立派な家(マヨイガ)に行き当たる。話を聞いた村人たちが宝を取り…
- 第七十五話燐寸工場に現れる女離森の長者屋敷にあった燐寸工場の小屋の戸口に、夜になると女が現れ人を見て笑うため、工場は山口へ移された。その後山中の枕木伐出…
- 第九十七話傷寒の臨死体験飯豊の菊池松之丞が傷寒で危篤となった際、空中を飛ぶように菩提寺へ向かい、花咲き乱れる門内で亡き父と亡くなった子に出会う。呼び…