椨屋たぶや
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見てはならぬ部屋

本作は、椨屋に記録された類型・土地・存在を題材にした完全な創作です。実在の伝承・事件・人物とは関係ありません。AIを用いて書き、編集者が選んでいます。

祖父の代から続く古い家で育った男は、子供の頃から「奥の間の襖は開けるな」と言われて育った。大人になり家業を継ぐことになった男は、老朽化した家をリフォームする際、その部屋だけは手を付けないよう業者に念を押した。

ところが工事のさなか、若い作業員の一人が誤って襖を開けてしまう。中には小さな座布団と、色褪せた古いおもちゃが一つ、きちんと部屋の中央に置かれているだけだった。作業員はそれ以上何もせず襖を閉めたが、その日の夕方から、それまで気にもならなかった廊下を歩く小さな足音が、はっきりと聞こえるようになった。

男は業者に事情を話し、工事を一旦止めて、祖父がしていたように部屋の前に小さな菓子を供えることにした。奇妙なことに、それからは足音がしても以前ほど気にならなくなり、リフォームも大きなトラブルなく終わった。今も男は、正月には誰に見せるでもなく、あの部屋の前にだけ小さな供え物を欠かさず置いている。